ミュージカル『ファニー・ガール』日本上陸、望海風斗×坂本昌行で日生劇場に 60年前の傑作の中身

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1964年にブロードウェイで初演された名作ミュージカル『ファニー・ガール』の日本公演が、2026年9月8日から東京・日生劇場で始まりました(9月29日まで)。主演を務めるのは、ファニー・ブライス役に望海風斗さん、ニック・アーンスティン役に坂本昌行さんです。60年以上の歴史を持つこの作品が、日本の舞台にどのような経緯でたどり着いたのかを整理します。

公演情報とキャスト

東宝の公式サイトによると、『ファニー・ガール』は2026年9月8日から29日まで日生劇場で上演されます。主要キャストは、ファニー・ブライス役が望海風斗さん、ニック・アーンスティン役が坂本昌行さんで、そのほかエディ・ライアン役に水田航生さん、ファニーの母親役に中尾ミエさん、フローレンツ・ジーグフェルド役に益岡徹さんらが名を連ねています。坂本さんは「世界的に有名なラミン・カリムルーが演じられたニック・アーンスティン役を演じさせていただける」ことへの喜びをコメントで語っています。

望海風斗・坂本昌行、それぞれの挑戦

ミュージカルファンにとって:望海風斗さんは宝塚歌劇団の元トップスターとして知られ、坂本昌行さんはグループ活動と並行して数多くの舞台に出演してきたベテランです。それぞれ実力・実績十分な2人が、60年以上の歴史を持つ大作にどう挑むかが見どころです。

初めてこの作品を知る人にとって:『ドント・レイン・オン・マイ・パレード』など劇中歌の一部は、ミュージカルに詳しくない人でも耳にしたことがあるかもしれない有名曲です。喜劇と悲劇が同居する物語構成は、単純なハッピーエンドを求めない大人向けの見応えのある作品といえます。

舞台業界にとって:海外の大型リバイバル作品が、数年というスパンを経て日本の舞台に上陸する流れは近年珍しくなく、今回もその一例です。日本オリジナルキャストでの上演がどう評価されるかは、今後の同種の企画にも影響しそうです。

「ファニー・ガール」はどんな物語か

物語の主人公ファニーは、上品でハンサムなギャンブラー、ニック・アーンスティンと出会い恋に落ち、やがて人気ショー『ジーグフェルド・フォリーズ』のスターとなります。しかしニックには借金やギャンブルの過去があり、結婚後は事業の失敗や横領罪での逮捕を経て、2人は別れを選ぶことになります。喜劇女優としての成功と、私生活での苦悩を対比的に描く物語構成が、この作品が長年愛されてきた理由の一つとされています。

実話に基づく物語と、ブロードウェイでの評価

『ファニー・ガール』は、ユダヤ系移民の娘ファニー・ブライスが、笑いと涙を武器に喜劇女優の頂点へと駆け上がっていく実話に基づく物語です。1964年のブロードウェイ初演では、当時無名に近かったバーブラ・ストライサンドがファニー役でスターダムにのし上がったことでも知られています。オリジナル版はトニー賞に8部門ノミネートされたものの受賞はゼロで、同じシーズンに上演されていた『ハロー・ドーリー!』がほぼすべての賞を独占しました。もっとも、オリジナルキャスト盤はグラミー賞の最優秀オリジナルキャストショーアルバム賞を受賞しており、作品自体の評価は舞台と音楽の両面で高いものでした。

その後、長らく大規模なブロードウェイ再演は行われていませんでしたが、2022年に劇作家ハーヴェイ・フィアスタインによる改訂台本、マイケル・メイヤー演出のもとでブロードウェイ・リバイバルが実現しました。主演は当初ビーニー・フェルドスタインが務め、その後リー・マイケルズに交代して大きな注目を集めています。今回の日本公演は、この2022年版をベースにしたプロダクションです。

巡演・再演の可能性は未定

確定していること:『ファニー・ガール』日本公演が2026年9月8日から29日まで日生劇場で上演されること、主演が望海風斗さん・坂本昌行さんであることは、東宝の公式発表に基づく確定情報です。

まだ確定していないこと:今回の公演が今後、他都市への巡演や再演につながるかどうかは、2026年9月12日時点では発表されていません。

※この記事は2026年9月12日時点で確認できた情報に基づいています。

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